事例に学ぶ!植栽選びのポイントとは🍀
こんにちは!オーヤブホームです。
新緑がきらきら眩しい5月。
気候が良くなり、庭で手入れをしている方を見かけるようになりました。
ホームセンターに足を運んでみると樹木の苗が所せましと並び
何か植えてみようかな、と考える方も多いのではないでしょうか。
マイホーム計画においても、重要な植栽選び。
種類がたくさんあって、どれにしようか悩みますよね。
手入れが大変だから、枯らしてしまうかもしれないから、と何も植えない選択もありますが
植栽は四季を感じさせ、空間に彩りを与えてくれます。
しかし植栽は植えて終わりではありません。
その後のメンテナンスや成長具合も考慮して選ぶ必要があります。
今回のコラムでは、植栽選びのポイントをご紹介します。
≪選び方のポイント≫
植栽を選ぶ際には、ポイントが4つあります。
①常緑樹と落葉樹どちらにするか
まず、植栽は大きく2つに分けられます。
●常緑樹・・・その名のとおり年間を通して常に葉をつけており、季節の変化に左右されない。
(シマトネリコ、オリーブ、ユーカリ、ソヨゴ、キンモクセイなど)
●落葉樹・・・春から夏にかけて葉をつけ、秋に色づき落葉する。季節の変化が楽しめる。
(アオダモ、ヒメシャラ、ヤマボウシ、ハナミズキ、モミジなど)
落葉しない常緑樹のほうが掃除の手間がないからいい、と考えがちですが
常緑樹の葉は1年~数年かけて少しずつ生え変わっていきます。
落葉樹ほどではないですが、落葉があることは頭に入れておいたほうがいいでしょう。
②樹木はどれくらい大きくなるか
売ってある苗は小さくても、日当たりなど環境によっては想定より大きく成長します。
建物の近くに植えると、張りすぎた根が基礎部分に影響を与えたり、茂りすぎた枝葉が外壁に当たったり。
常に日陰となってしまう部分は日当たりが悪くなり、苔などが生えやすくなります。
上に高く育ちすぎると剪定も大変になりますし、電線に当たる可能性もあります。
あまり大きく育ってほしくない場合は、地植えでなく鉢植えもオススメです。
場所を変えたいときは移動もできますよ。
③花が咲いたり、実がついたりするか
植栽に花が咲いたり実がつけば、より一層変化が楽しめ、食べられるものなら収穫の楽しみも増えます。
この時期ホームセンターには、サクランボやブルーベリー、ライムやレモンなどの苗木もたくさん売ってあります。
しかし庭を華やかにしてくれる一方で、花が枯れた後の掃除や、木によっては虫がつきやすいというデメリットもあります。
お隣さんの敷地や周辺道路に花や実が落ちてしまうと、掃除が本当に大変です(>_<)💦
実がなるまで数年かかったり、はじめは花が咲いていたけど次の年から咲かない・・・なんてこともあります。

ブルーベリーは白くかわいい花が咲き、実も食べられるのでオススメ!秋は紅葉も楽しめます♩
④虫や鳥の被害はないか
庭に樹木を植えると、どうしても虫が発生しやすくなります。
やわらかい新芽を食べにきたり、花が咲けば蜂がくることも。
実がつけば鳥が食べにきて、フン被害もあるかもしれません。
そうなると庭に出づらくなり、手入れしようという気もなくなりますよね💦
虫の種類によっては木自体を枯らしてしまうことも。
はじめから虫がつきにくい種類を選んでおくと良いでしょう。
一般的にシマトネリコやオリーブ、ユーカリなどは虫がつきにくいと言われています。
鳥除けアイテムを使用したり、普段からよく観察したり、定期的な消毒もオススメです。
≪成長具合には特に注意!≫
前述したとおり、どれくらい成長するかはとても重要です。
下の写真は、引き渡し後にお客様が購入されたシマトネリコの株立ち。

当時は背丈2.0m程
こちらが約7年の時を経て・・・

こんなに大きくなりました
2階建ての建物を超える高さに成長💦
時々高枝切りばさみで剪定はするものの、追いつかなくなってしまい
大きなイモムシがいたり、鳥がとまって玄関まわりにフンをすることがあるとのことで、この度伐採を決行!

見通しがとても良くなりました
玄関の目隠し機能はなくなってしまいましたが、
落葉や虫、鳥の被害がなくなりとてもスッキリしたそうです。
このように、植栽は種類や環境によって成長のスピードが大きく変わります。
ミモザや、上の写真のようなユーカリ、シマトネリコは
温暖な地域では特に繁殖力が旺盛になります。
こまめに剪定して成長をコントロールし、風通しの良い状況を保ったり
消毒して虫をよせつけないようにするなどの注意が必要です。
そのほか、サクラも人気がありますが
成長が早く、根が横に広がっていくため周りの植物の生育に影響を与えたり
隣地に越境してトラブルの原因になることがあります。
虫がつきやすく、幹や枝も腐りやすいと言われています💦
ちなみに筆者はサクラを庭に植えたことがあるのですが、
花が咲いたのは最初だけで(咲いている苗木を買ったので当たり前ですが)
翌年からは葉桜のみで全然花を咲かせてくれず、しばらくすると枯れてしまった、という経験があります( ;∀;)
≪まとめ≫
今回は植栽選びのポイントを事例とともにご紹介しました。
植栽は彩りを与えてくれる一方で、種類によっては手間もかかります。
植える前によく検討し、植えた後も成長を一緒に楽しめるといいですね。
とはいえ、いろいろとチャレンジしてみるのもひとつの方法だと思います!
オーヤブホームでは、外構工事や植栽のご提案も行っています。
気軽にご相談くださいね♪