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冬場は特に注意!ヒートショックの予防と対策

こんにちは!オーヤブホームです。

1月も半ばを過ぎ、来月はもう立春✿

昼間穏やかな陽気の日もありますが、朝晩はまだまだ冷え込みます。

そんな寒い時期、気を付けたいのが「ヒートショック」😨

今回のコラムでは、ヒートショックがなぜ起こるのか、そのメカニズムと

予防や対策について解説します。

ヒートショックって、そもそも何?なぜ起こる?

「ヒートショック」、よく聞く言葉ですが、実際に何かと言われると難しいですよね。

簡単に言えば、大きな気温の変化によって急激に血圧が変動し、脳の血管や心臓に負担がかかることを言います。

例えば、暖かいリビングと寒い廊下や脱衣室、お風呂場など、温度差が大きい場所を行き来する時、

ヒートショックが起こりやすくなります。

日本のほとんどの住宅では、冬場のリビングと廊下や水回り部分の温度差は6~10℃もあると言われていて、

危険性が身近に潜んでいるのが分かると思います。

脱衣室で服を脱いで身体が「ブルッ😨」と震えたり、

浴槽から上がるとき「クラッ🥵」ときたりするのも

ヒートショック症状の一つです。

 

ヒートショックは交通事故の2倍の死亡者数!

高齢者の入浴中の死亡事故は、令和元年時点で約4,900件発生しており、

同じ年の交通死亡事故の約2倍となっています。

また、1月をピークに11月~4月の冬季に多く発生しており、冬場は特に注意が必要です💦

 

高齢者以外も注意が必要

「ヒートショック=高齢者」というイメージがありますが

気温差に影響される血圧の変化は、年齢に関係なく誰にでも起こる可能性があります。

高齢者だけでなく、子どもや若い人も油断せずにきちんと予防することが大切です⚠

 

ヒートショックを防ぐには?

ヒートショックを防ぐには、部屋ごとの温度差を2~3℃以内に保つのが理想とされていますが

なかなか難しいですよね…💦

ですが、温度差を小さくするポイントがありますので、ご紹介します👀

 

①入浴🛁

ヒートショックの危険性がいちばん高いのが入浴時です。

温かいリビング→寒い脱衣室→さらに寒い浴室→熱い浴槽→寒い脱衣室

この温度差で血圧が乱高下することにより、心臓に大きな負担がかかります。

温度差をできるだけ小さくするためには、入浴前に脱衣室や浴室を暖めておくことが重要です。

浴室内に暖房機がない場合は、浴槽に蓋をせずにお湯を張ったり

シャワーを使って高い位置から浴槽に溜めるのが効果的。

湯気が発生して浴室全体が暖まります。

床も冷たくなっているので、お湯をかけておくとヒヤッとせず安心。

ヒートショックが特に心配な高齢者は、浴室が暖まっている2番風呂以降がオススメです。

また、入浴中に換気扇を使用すると寒く感じるため、24時間換気は止めるようにしましょう。

メーカーも入浴中は使用を控えることを推奨しています。(天井付近で結露が発生しやすくなるそうです💦)

脱衣室も寒さを感じやすいので、暖房器具で暖めておくといいですね。

ちなみに我が家は、入浴する少し前にリビングのドアを開け

廊下と脱衣室に暖かい空気が流れていくよう工夫しています(^^;

 

②トイレ🚽

ヒートショックは冬場のトイレでも起こりやすい現象です。

トイレは家の北側にあることが多く、常に換気扇が回っていたりと寒さを感じやすい場所💦

ヒーターを置くのも効果的ですが、短時間しかいないのでスイッチのON/OFFが面倒かもしれません。

便座の冷たさでも血圧が変動してしまうため、便座の保温機能を使ったり、

保温機能がない場合は便座カバーを使用するのがオススメです。

また、排せつでいきむ行為も血圧を上げる可能性があるので、注意が必要です。

腸内環境を快適に保っておくことも大事ですね✊

立ち上る際にも立ちくらみが起こることがありますので、

すぐにつかまれる手すりを設置しておくと安心です◎

 

家づくりにおけるヒートショック対策

では、家を建てる際にはどのようなことに気を付ければいいでしょうか。

●家の断熱性能を上げる🏡

断熱性能の高い断熱材や窓を取り入れることで、冬場は外からの冷気をシャットアウト。

夏場も暑い空気が入ってくるのを防いでくれます。

一般的な家よりもコストはかかりますが、冷暖房などの光熱費が節約でき、家の中がより快適な空間になります。

●間取りを工夫する✐

寝室のすぐ横にトイレを設置すれば、夜中に寒い廊下を通る必要がなくなります。

また、脱衣室の場所を、エアコンを設置しているランドリールームの横に設ければ

暖気を取り入れやすくなりますよ。

 

まとめ

今回はヒートショックのメカニズムやその対策についてご紹介しました。

ヒートショックへの関心は年々高まっており

リビング以外の場所に床暖房を取り入れたり、脱衣室にエアコンを設置するなどのご要望も増えています。

ヒートショックは高齢者だけでなく、誰にでも起こる可能性があります。

自分は大丈夫!と過信せず、できる限りの対策をして

まだまだ続く冬を乗り切っていきましょう!